エンタメ作品から学んだことをそれっぽく紹介する「エンタメは為になる」。
今回は、2024年1月26日に放送された金曜ロードショー「ハリーポッターとアズカバンの囚人」から学んだことを紹介します。
「エンタメは為になる」に興味がなく、「ハリーポッターとアズカバンの囚人」だけに興味がある人はこちら(作品紹介ページ)をぜひご覧ください^^
エンタメは為になるとは
エンタメは娯楽の一環で、楽しみ方は人それぞれであることは承知しています。その上で、僕は「エンタメは為になる」と信じて、日々エンタメ作品を観ています。
世の中の作家さん達が生み出した素敵なエンタメ作品から、勝手に「人生のバイブル」を見つけて紹介しようという企画、それが「エンタメは為になる」です。
(まだこう)
ただ、ダジャレを言いたいだけでしょ
遊び人
・・・
そもそもダジャレにもなってないですけどね
遊び人
・・・
・・・
それでは早速いってみましょう!
ハリーポッターとアズカバンの囚人とは
世界的ベストセラー作品である「ハリーポッターシリーズ」の第3作。堅牢といわれる「アズカバン」から脱獄した、悪名高き囚人「シリウス・ブラック」。そんなシリウスとその元友人たち、そしてハリーが対面するという急展開を迎える物語となっています。
13歳になったハリーを待ち受けるのは、不吉な死の予言さえ告げられる中、ハリーが直面する両親の死の真相。今まで見えなかったものが見え始め、わからなかったことがわかり始める第3章。
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (吹替版)作品紹介ページより引用
為になるポイント
今回紹介する「為になるポイント」は3つ。当たり前のことかもしれませんが、人生を上手に歩むには大事な3つのポイントかもしれません。
何が正しいかはわからない
話の冒頭で、ハグリットが先生を務める授業中に、ヒッポグリフという魔法生物に不用意に近づいて、怪我をしてしまったマルフォイ。しかし、ハグリットは事前に「ヒッポグリフは誇り高い生物だから、不用意に近づくな。きちんと敬意を示す必要がある」と生徒全員に忠告していたのです。
しかし、主人公のハリーポッターがヒッポグリフの背中にいとも簡単に乗って、大空を飛んだ姿をみて、自分もできると思ったのか、マルフォイはヒッポグリフに敬意を示さず、あろうことか少し馬鹿にしながら近づいていき、怒ったヒッポグリフに怪我をさせられてしまったのです。
側からみれば、悪いのは忠告を守らなかったマルフォイということになりますが、実際はそうもいかずに、魔法省で幅を利かせているマルフォイの父の影響もあってか、ヒッポグリフが悪いということで、ヒッポグリフが罰を与えられてしまうことになります。
同じように、極悪非道の脱獄犯として世間に恐れられていた「シリウス・ブラック」が実は悪い人ではなく、本物の悪は他にいたという衝撃の展開に。
現代においても本作のようなことは起きうると僕は考えています。さまざまな意見や情報が飛び交う中で、誰が本当のことを言っていて、誰が嘘をついているのかは一見するとわからないし、当事者でしかわからないことも多いはずです。
また、今回の「アズカバンの囚人」で登場した「シリウス・ブラック」の事例のように、世間で正しいと思われていることが実は全くの間違いだったという可能性もあるのではないか、いま自分が見ている面はある事実の側面であり、認識が誤っている可能性もあるのではないか、ふと立ち止まって考えてみることも大事なのではないか、そのように考えるようになりました。
何が正しくて何が正しくないかわからないこのご時世だからこそ何事も自分の目で確かめたり、自分の頭で考えることが重要だと考えますし、それによって自身が判断した見解であっても往々にして間違っている可能性も十分にあるということ、それを肝に銘じながら日々を過ごしていくこと、間違っていた場合は素直に認めることが良いのではないかと考えています。
(まだこう)
それにしても「アズカバンの囚人」で判明する裏切り者(真犯人)のアイツは許せねーぜ
あんな悪党、変身時に猫にでも襲われてしまえばよかったのに
・・・
自分にとって怖いもの
また、作中では対峙している人間が心の中で思っている「怖いもの」に姿を変える魔法生物が登場します。例えば、ネビル・ロングボトムはスネイプ先生が怖いため、ネビルの前ではその生物はスネイプ先生の姿になり、ある女子生徒の前ではマムシの姿に、ロン・ウイズリーの前ではロンの苦手な蜘蛛の姿になります。ハリーの前では、本作で登場したディメンター(アズカバンの警備を担当する恐ろしいもの)の姿になります。
このシーンを観ていて、僕自身にとって「怖いもの」ってなんだろうかと考えていました。もちろん、自分の生がいつか終わってしまうことは大前提怖いです。ただ、これはやはり人間として避けることはできないですし、怖いことではありますが、いずれ訪れることなので有限な時間の中で今この時を最大限楽しむことにしましょう。
他に「怖いもの」がないかというと、僕は「自分がお金を稼ぐ為や、自身の身勝手な欲求を満たすために、他人に迷惑をかけること・度を超えた誹謗中傷をすること、他人の悲しみを考えられない人になること」だと考えています。
いま現在の僕は正直あまり良識がないです。感情的になる時もありますし、ケチな人やセコイ行動をしている人をみると同族嫌悪なのか少しイライラします(自分勝手すぎる、笑)。基本的には心が狭い自分が悪いので、この心の狭さを50歳までには直したいなと思っていますが・・・。
それでも、いや、そんな僕でも、人を傷つけたり、悲しませたり、迷惑をかけるようなことは極力しないように配慮することはできていると思っています。
しかし、世の中にはそうではない人もやはりいるようで、例えば24年1月1日に北陸で大きな地震があった際には自身のお金稼ぎのためなのか、デマ情報を流すアカウントが大量発生しました。X(旧Twitter)では一定の基準を満たした有料アカウントの場合、自身のアカウントから投稿されたもののインプレッション(閲覧された回数)によって、収益が発生する仕組みがあり、インプレッション稼ぎのために、注目を集めるような情報(例えば避難に遅れている・生き埋めになっていて動けない等)を投稿して、閲覧数を稼ぎ、お金儲けする人がいました。
中には自身のPayPayアカウントを貼り付けて、そこに寄付を呼びかけるアカウントまで登場しました。のちに住所が実際に存在しない場所だったなどしてデマ情報だとわかり非難されるのですが、本当に救助が必要な人の声が埋もれてしまった可能性も往々にしてあるのかなと考えています。
真っ当な人としてはやってはいけないことだと思います。被災地で多発する盗難・空き巣被害も含めて、どうして、厳しい状況に立っている人たちがいる中、その人たちに追い討ちをかけるように、さらに悲しい思いをさせる・被害を増加させることや、自身の稼ぎの為にデマ情報を流すことができるのか僕は理解に苦しみます。
お金のため?目立ちたい?自身のストレス解消?など色々な理由があるかとは思いますが、僕がこれらの行動理由を理解できる日は来ないことを信じています。
将来的にどうしても首が回らなくなってしまってドス黒く悲しい人生を歩んだり、性格がひん曲がってしまって、他人を恨んだり、お金に目が眩んで自分さえ良ければ他人なんてどうでもいい、どれだけ周囲に迷惑をかけても自分さえ良ければそれでいい、そんな思考に僕自身がなってしまうことになるかもしれません。これがとても怖いことだと思いました。そうならないようにだけは気をつけたいと思います。
遊び人
流石に人に迷惑をかけたり、傷つけたり、悲しませるようなことはしないように配慮できているはずだよ(多分)
・・・
世間を敵に回しても誰か一人でも信じてくれる人がいるか
作品の中で、シリウス・ブラックがハリーポッターに「君が信じてくれるだけで自分は救われるんだ」というようなセリフがあります。無実の罪を証明できず、脱獄犯として逃亡を続けるシリウスですが、ハリーポッターをはじめ一部の人間には真実を知ってもらうことができ、とても救われたと言っていました。感動的なシーンです。
世間の大部分がたとえ敵になったとしても、誰か一人でも信じてくれる人がいれば救われるし、それだけ強い信頼関係が築けていること自体がとても素敵なことなのかなと考えています。広く浅くでなく、狭く深く信頼できる友人関係・信頼関係を築くことができたら、それは幸せなことなのかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?今回は「ハリーポッターとアズカバンの囚人」を観て学んだ3つのことを紹介しました。皆さんにとって、「為になったポイント」はありましたか?少しでも本記事が参考になりましたら幸いです。
珍しく真面目に記事を書いていますね・・・
ちょっと長すぎるし、何言っているかよくわからなかったですけどね…!
・・・。
(まだこう)
で、でも、今回も、なんだかんだで、為になったね〜
遊び人
為になったよ〜
・・・
・・・
(いつか関係各所から怒られるよ…)
ハリーポッターシリーズの続編である「ファンタスティック・ビースト」に関する記事もUPしていますので、興味のある方はぜひこちらもご覧ください!
○「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」を観て
作品情報
2004年製作/142分/アメリカ
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(映画.com)より引用
原題:Harry Potter and the Prisoner of Azkaban
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2004年6月26日
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