ドラマ|宮部みゆき原作「霊験お初〜震える岩〜」あらすじ・感想

エンタメ風☆あらすじ紹介
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エンタメ作品のあらすじを偏屈おじさんが少しエンタメ風に紹介する「エンタメ風☆あらすじ紹介」。

今回は、2024年5月4日に放送されたテレビ朝日ドラマプレミアム宮部みゆき原作「霊験お初〜震える岩〜」のあらすじ・感想を紹介します。

○原作は以下!

原作が気になる方はこちら!

それでは早速いってみましょう!

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  1. ドラマプレミアム「霊験お初〜震える岩〜」とは
  2. 「霊験お初〜震える岩〜」あらすじ
  3. 「霊験お初〜震える岩〜」感想
  4. 名言迷言ダイジェスト
    1. 語り手「耳袋、それは奇談怪談集です」
    2. 語り手「こっちへ来い。燃えてしまえ」
    3. 町人「姉妹屋の看板娘が無事でよかったぜ」
    4. 根岸肥前守「人の心には火がある。愛情の炎も憎悪の炎もある」
    5. 根岸肥前守「まずは手伝ってみないか?不思議な話を集めるのを」
    6. お初「(耳袋は)お耳で集められたことという響きがいたします」
    7. 根岸肥前守「深川三間町の十間長屋」
    8. 根岸肥前守「死人憑きは本来魂の抜けた亡骸に入り暴れ回る魔物のこと」
    9. 根岸肥前守「ホッとされたぞ右京之介」
    10. お初「まさか赤鬼の古澤様の…」
    11. 右京之介「私の父は吟味方与力の古沢武左衛門」
    12. お初「こんな若い定町廻りいませんから」
    13. お初「魚油のにおい…」
    14. 右京之介「この辺りは客層が良いので魚油は売ってない」
    15. お初「不思議な力なんてなければよかったのに」
    16. 右京之介「心の声を出すことは大事です。やがて心の底からその声を受け取れることができるようになるのです」
    17. お初「どこぞの綺麗なお姉さんの襟足でもみていたんですね」
    18. おくま「今朝方大きな行李を担いで出て行ったよ」
    19. おくま「南無南無南無南無南無南無南無南無南無南無南無」
    20. 吉次「りえ…」
    21. 根岸肥前守「灯心を倒した。その時、身体に魚油がついた」
    22. お初「私はあんな恐ろしいものと今後も向き合わないとならないのですか?」
    23. 根岸肥前守「そろばん玉。右京之介は陰で皆にそう呼ばれておる。父の指先ひとつであっちへパチり、こっちへパチりと動かされている意味だ」
    24. 語り手「右京之介は、姉妹屋に身を寄せることになりました」
    25. 六蔵「お初また膨れてるぞ」
    26. 右京之介「通町の六蔵殿と町の探索を…」
    27. 武左衛門「俺の顔に泥を塗るな」
    28. およし「どうどすか?馬子にも衣装でしょ」
    29. お初「どこに行くんですか?」根岸肥前守「今年で討ち入りから100年。あの忠臣蔵の舞台になった場所だよ」
    30. 語り手「喧嘩両成敗のはずなのに吉良の方はお咎めなし。浅野は切腹。浅野家は断絶になりました」
    31. 語り手「忠臣蔵の討ち入りから100年経った今、その場所で岩が夜ごと震え始めたというのです」
    32. 根岸肥前守「岩が震えて鳴いている」
    33. 武士「りえ殿」
    34. 根岸肥前守「震える岩が幻を見せた」
    35. 根岸肥前守「何故、死霊の男は赤穂浪士に切られたのか」
    36. 根岸肥前守「不思議の虫が疼いて止まらない」
    37. おくま「吉次さんの奥さんはおゆうさんだ」
    38. 右京之介「幻の赤穂浪士は浪人姿だった」
    39. 義姉「色と欲。この世にこれほど大きな(影響を与える)ものはないよ」
    40. お初「算数の学問、算学を学んでいる」
    41. 右京之介「叔父上はご健勝でしたか?」
    42. 右京之介「算学の算額を見にいっていたのです」お初「さんがくのさんがく?」
    43. 右京之介「算額とは、算術の算に、書画の額の額。算術の問いと答えを板に書いて神社に奉納したものです」
    44. お初「あっ!そろばん玉!」
    45. お初「心の声を言葉にしない」
    46. 右京之介「父の跡を継ぐのが私の役目です」
    47. 六蔵「あいつは湯屋の釜焚きの助五郎」
    48. お初「(死霊が)乗り移ったのよ、別の人に!」
    49. 六蔵「このままじゃお前(お初)が壊れちまう」
    50. お初「私大丈夫じゃない。いますぐ逃げ出したい。でも死霊が誰に憑いているか見分けられるのは私だけだから…大丈夫じゃないから助けて」
    51. 六蔵「助けてと言える奴は強いんだよ。自分の弱さを受け止められる強さがある」
    52. 六蔵「妹を守るのも兄貴の役目だ」
    53. 小野「忠臣蔵は、うなぎでした」
    54. 小野「うなぎの旬はご存知か?」お初「もちろん夏!」小野「違う」
    55. 小野「鰻は秋から冬にかけてが旬。身が痩せる夏は食べごろではない」
    56. 小野「根拠がなくても世間で信じられていることがある」
    57. 小野「公儀がきちんと原因を究明せず、いい加減に裁いたということです」
    58. 小野「忠臣蔵は結論ありきの裁きだった」
    59. 小野「面白い話はたとえそれが嘘であっても流布しやすい」
    60. 小野「嘘は時として真実よりもわかりやすく…美しい形を持っているもの」
    61. 小野「赤穂浪士は武士。忠義を果たすために当然討ち入りをするはず。いや、しないわけがない。そういう立場に武士たちは追い込まれた」
    62. 小野「忠臣蔵とは、お上のいい加減な裁きが生んだ悲劇」
    63. 小野「討たれた吉良も不幸なら討つ浅野も不幸。運命に翻弄されたもの同士のことだ」
    64. 義姉「忠臣蔵の真実を知りたくなかった〜」六蔵「知った上で観るのも一興ってもんだろ」
    65. 六蔵「魂の抜けたこんにゃくみたいなやつ」
    66. 六蔵「死霊は心の隙間に入り込む」
    67. 義姉「死んだ人にゆかりの場所?」六蔵「さすが岡っ引きの女房だぜ」
    68. 桜蓮尼「確かに吉次さんはろうそくの流れ買いに来ました。雨で倒れた卒塔婆を直すのを手伝ってくれた。何かの拍子で墓を倒してしまった。しきりに悪寒がすると言っていました」
    69. お初「死霊の名は内藤安之助」
    70. 桜蓮尼「内藤安之助は自らの手で我が子を、奥方を斬り56した」
    71. 桜蓮尼「お腹の中の子だけ奇跡的に助かり、駿河台の呉服問屋大野屋に預けられた」
    72. 桜蓮尼「世の中には理屈だけではどうにも割り切れないことがあります」
    73. 徳兵衛「家内の奇妙な病気と関係があるかもしれない」
    74. 大野屋りえ「あなたどうかお鎮まりください(涙)」
    75. 内藤りえ「誰?」
    76. お初「やっと会えました。りえ様」
    77. 内藤りえ「駿河台の旗本に生まれました」
    78. 内藤りえ「内藤が犬を斬ったのです。生類憐れみの令で内藤は浪人の身に落ちました」
    79. 内藤りえ「あなたを一人にはできません」
    80. 内藤りえ「内藤はどこか暗い目をするようになりました」
    81. 内藤安之助「人生を切り開いてみせる」「おかしいのはこの世」「私は夫の心が壊れていること、市中を騒がせている辻斬りが夫であることに気づきました」「この世が地獄だからだ」
    82. 武士「鬼め引導を渡してやる」
    83. 武士「すまぬ。気づいていたのだ。あの男が正気を失っていることに。もっと早く覚悟を決めていれば…」
    84. 助五郎「りえ…連れていく」
    85. お初「あなたは人の心を無くした鬼よ」
    86. 根岸肥前守「ご政道の過ちに運命を翻弄された者同士」
    87. 根岸肥前守「幻の赤穂浪士の想いがあの岩を震えさせた」
    88. お初「人の心って怖い」
    89. 六蔵「誰の心にも恐ろしい鬼がすんでいるのかもしれない」
    90. 六蔵「鬼にならせるのも人の心なら救えるのも人の心」
    91. 根岸肥前守「この世で一番不思議なものは人の心」
    92. お初「人の心には火がある」
    93. お初「優しく包み込むこともできるが一歩間違えれば相手を焼き尽くす」
    94. お初「内藤安之助は愛しているからこそ斬ったのかもしれない」
    95. 武左衛門「不義の子もろとも成敗してくれる」
    96. お初「死霊に憑かれていない…!」
    97. お初「強い愛情ゆえに愛するものを壊そうとする」
    98. お初「死霊はお父様に憑いたのかもしれません」
    99. お初「きっとできる!私にはできる!」
    100. 幻の赤穂浪士「救ってやってくだされ、あの者の魂を」
    101. お初「内藤様、ご最期を!」
    102. りえ「罰を一緒に。私はあなたの妻ですから」
    103. りえ「何度生まれ変わっても私はあなたを愛しています」
    104. 父「声が聞こえた…心にお前の声が…」
    105. 根岸肥前守「幻の赤穂浪士の想いも成仏したようだ」
    106. 根岸肥前守「霊験お初ここに誕生す、だな」
    107. 語り手「一番不思議なのは人の心。それは今も昔も変わらぬもの」
    108. 右京之介「私は決めました。算学の道に進みます」
    109. 右京之介「さて奉行所に戻らなくては」
  5. 結び
  6. 作品情報

ドラマプレミアム「霊験お初〜震える岩〜」とは

【時代劇×ホラー×ミステリー】
《稀代のストーリーテラー》宮部みゆき
傑作小説を初の実写化!
上白石萌音が
【霊験=不思議な力を宿すヒロイン】に!!
【草食系武士!?】京本大我と
《凸凹バディ》結成!!
《江戸の連続殺人》の謎に挑む!!

宮部みゆき氏の《時代劇×ホラー》傑作小説を《上白石萌音主演》で初映像化!

現代ミステリーから時代小説、ホラー、SF、冒険ファンタジーまで幅広いジャンルで才筆を揮い、新作は常にベストセラーとなる“現代の語り部”宮部みゆき氏――。そんな稀代の作家が、時代小説とホラーを融合させて描き上げた意欲作を《テレビ朝日×東映》のタッグで初映像化! 70年以上に渡って培われてきた京都撮影所の時代劇スタッフの技術と最新VFXを組み合わせ、超大型ドラマスペシャルを作りだします。
 不思議な力=“霊験”を宿したヒロインの町娘を、上白石萌音が熱演。その相棒となる、“草食系”の与力見習いを京本大我が務め、ドラマ初共演の2人が凸凹バディを結成します!

《霊験》に目覚めたお初と《相棒》の与力見習い・右京之介が出会うのは、江戸の町で起きる奇怪な事件!やがて『忠臣蔵』の悲しい真相に突き当たり…!?

物語の舞台は江戸時代後期の享和2(1802)年、第11代将軍徳川家斉の治世――。主人公・お初は、日本橋通町の一膳飯屋の看板娘。まわりを自然と笑顔にする、明るく活発な性格ですが、ある出来事をきっかけに《ふつうの人間には見えないものが見え、聞こえないものが聞こえる不思議な力=霊験》に目覚めます。
 そんなお初の力を見込んだのが、南町奉行・根岸肥前守鎮衛(やすもり)。彼は世間でささやかれる不可思議な奇談を収集し、『耳袋(みみぶくろ)』と名づけた書物にまとめたことで歴史に名を残した、実在の南町奉行です。“江戸のXファイル”ともいうべき『耳袋』の素材集めにあたって、肥前守はお初に協力を依頼、サポート役として与力見習いの古沢右京之介(ふるさわ・うきょうのすけ)を引き合わせます。
 お初と右京之介が挑むのは、一度死んだ男がよみがえったという奇怪な事件。巷では死者に憑りつかれた=“死人憑き”と騒がれていましたが、やがて”死人憑き”の犯行と思われる、連続殺人事件が発生…!そして、さらなる謎がお初たちの前に…。なんと約100年前、『忠臣蔵』の物語の発端を作った赤穂藩主・浅野内匠頭が切腹した庭に置かれた岩が、夜ごと鳴動しているというのです。これらの謎は絡まり合い、次第に大きなうねりとなって『忠臣蔵』の奥底に秘められていた悲しくも切ない夫婦の物語へとつながっていくことに。はたして、お初と右京之介がたどり着いた、知られざる『忠臣蔵』の真実とは…!?

「演じていて気分が上がるコンビ!」(上白石萌音)、「ホームズとワトソンみたいなバディ感がある!」(京本大我)――2人が名コンビ誕生をアピール!

読書家として知られる上白石は「宮部みゆきさんといえば私の中では時代小説の印象が強く、その世界の中に入ることができるのをとてもうれしく思いました」と撮影を楽しみにしていたようで、「ドラマではお初が不思議な力に目覚めるところから描かれるので、怖がったり戸惑ったりする等身大の気持ちに共感していただけたらと思いながら演じました。その一方で、江戸っ子ならではの肝っ玉の据わったところもあって、演じていて楽しい役でした」とお初の境遇に心を寄せながら演じたことを明かしました。
 京本とのドラマ共演は初めてでしたが、「京本さんは常にフラットで実直な方なので、私自身も無理せずにいられて、現場の居心地がすごくいいです。右京之介という役にこれ以上ないと思うぐらいハマっていて、だからこそ私も自然とお初になることができたと感謝しています」と全幅の信頼を語りました。
 そして京本は、「僕の名字の“京”という字が名前に入っているので、“縁”を感じました」と、右京之介という役柄への愛着を告白。「ドジというかシャイで天然要素もあり、ちょっと頼りないところもあるので序盤まではダメダメな右京之介ばかりが出てきます。でも、実はすごくギャップを秘めている役どころで、後半になるにつれて、そのギャップが浮かび上がってくるんですよ」と人物の奥行きを大切に役柄に向き合ったことを打ち明けました。
 2人はまた、「お初と右京之介は、身分を超えて対等に協力し合いながら謎に向かっていく面白いバディ。足りない部分を補い合ったり、得意分野でお互いを助け合ったりする感じが演じていて気持ちが上がります」(上白石)、「見てくださる方々にもかわいらしい、癒される2人だなって見てもらえたらいいな。ホームズとワトソンみたいなバディ感があると思います」(京本)と、互いによきバディっぷりをアピールしていました!

「萌音さん、時代劇でも可愛い!」原作・宮部みゆき氏が上白石《お初》を絶賛!!

また、今回のドラマ化にあたって、原作者の宮部みゆき氏からもコメントが到着! 「駆け出しのころ、手探りで一生懸命に書きあげた懐かしい作品が、年月を経て、上白石萌音さんと京本大我さんという、今もっとも新鮮なパワーをお持ちの役者さんに演じていただくことで映像化されました。萌音さん、時代劇でも可愛い!」と、2人に向けて大きな期待を語り、「お江戸の不思議ミステリーを、たくさんの視聴者の皆様に楽しんでいただけますよう願っております」とメッセージを寄せています。
 スマホもパソコンもない江戸時代、自らの第六感だけを頼りに人知を超えた災いに立ち向かうお初。そして、頼りないながらも彼女をサポートする右京之介。お初と右京之介はどんな結末にたどり着くのか、5月の放送にご期待ください! そして気になるほかのキャスト情報も続報を楽しみにお待ちください!

https://www.tv-asahi.co.jp/reigen-ohatsu/(公式HPより引用)※2024年5月4日閲覧
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「霊験お初〜震える岩〜」あらすじ

日本橋通町一膳飯屋“姉妹屋”の看板娘・お初(上白石萌音)は、岡っ引きの兄・六蔵(満島真之介)、ともに店を営む義姉・およし(野波麻帆)と3人暮らし。ある日、宴会の仕出しを頼まれ、とある武家屋敷に赴いたところ、火事に巻き込まれてしまう。荒れ狂う炎に飲み込まれそうになったとき、お初は突然、無数の黒い影に取り囲まれる。それは炎に焼かれて命を落とした人々の残留思念で、お初はあやうく道連れにされかけるが、黒い影の少女が逃げ道を示してくれたおかげで、逃げまどう人々を率いて無事、屋敷から脱出することができた。こんな不思議な体験は初めてのことで、お初は戸惑う。
 翌日、姉妹屋に年配の武家が訪ねて来る。彼は南町奉行根岸肥前守(坂東彌十郎)と名乗り、お初に奇談怪談の収集を手伝ってほしいと頼む。実は、肥前守はかねてから不可思議な出来事を書き記しており、前日の火事の現場で偶然、お初を目撃。お初には不思議な力“霊験”があることを見抜いたという。
 肥前守はさっそく“死人憑き”について調べてほしいとお初に依頼する。最近、深川で死んだはずの男が息を吹き返すという不可思議な出来事があったらしい。お初は肥前守からサポート役にと遣わされた与力見習いの古沢右京之介(京本大我)とともに死人憑き事件を調べはじめるが、右京之介はどこか頼りなく、お初はあきれてしまう。やがて“死人憑き”によると思われる、殺人事件が発生して…!?
 そんな中、肥前守のもとに不気味な情報が舞い込む。赤穂藩主・浅野内匠頭が切腹した屋敷の庭にある岩が夜ごと震える…という奇怪な現象が起きているというのだ。肥前守とともに現場に赴き、鳴動する岩に触れたお初。その瞬間、お初の目の前には100年前、白装束の浅野内匠頭が切腹する場面が広がり――。殺人事件と“死人憑き”、『忠臣蔵』と“震える岩”、2つの“謎”は大きくうねりながら、やがて思いもよらぬ結びつきを見せて…!?

https://www.tv-asahi.co.jp/reigen-ohatsu/(公式HPより引用)※2024年5月4日閲覧
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「霊験お初〜震える岩〜」感想

萌音ちゃんがいい感じでお初を演じられていたと思いますし、キャストの方も役にあっていて、楽しく観ることができました!江戸時代の話ですが、萌音ちゃんが令和っぽい?顔のせいか、なんだか令和のような江戸のような不思議な感じだった気がします。

それにしても怖いシーンが結構あったので夜中に一人で観るものではないです…本気で怖いです…

名言迷言ダイジェスト

ここからは作中で印象的だったセリフを元にダイジェストをお送りします。

セリフは正しい記載を心がけていますが一言一句正確ではありません。

ニュアンスをお楽しみください。

吉宗くん
吉宗くん

中年おじさん(管理人)はあまり記憶力がよくないんです…なるべく正しいセリフ表記を心がけますがあらかじめご了承ください…!

まじめな<br>遊び人
まじめな
遊び人

・・・

語り手「耳袋、それは奇談怪談集です」

語り手「こっちへ来い。燃えてしまえ」

町人「姉妹屋の看板娘が無事でよかったぜ」

根岸肥前守「人の心には火がある。愛情の炎も憎悪の炎もある」

根岸肥前守「まずは手伝ってみないか?不思議な話を集めるのを」

お初「(耳袋は)お耳で集められたことという響きがいたします」

根岸肥前守「深川三間町の十間長屋」

根岸肥前守「死人憑きは本来魂の抜けた亡骸に入り暴れ回る魔物のこと」

根岸肥前守「ホッとされたぞ右京之介」

お初「まさか赤鬼の古澤様の…」

右京之介「私の父は吟味方与力の古沢武左衛門」

お初「こんな若い定町廻りいませんから」

お初「魚油のにおい…」

右京之介「この辺りは客層が良いので魚油は売ってない」

お初「不思議な力なんてなければよかったのに」

右京之介「心の声を出すことは大事です。やがて心の底からその声を受け取れることができるようになるのです」

お初「どこぞの綺麗なお姉さんの襟足でもみていたんですね」

おくま「今朝方大きな行李を担いで出て行ったよ」

おくま「南無南無南無南無南無南無南無南無南無南無南無」

吉次「りえ…」

根岸肥前守「灯心を倒した。その時、身体に魚油がついた」

お初「私はあんな恐ろしいものと今後も向き合わないとならないのですか?」

根岸肥前守「そろばん玉。右京之介は陰で皆にそう呼ばれておる。父の指先ひとつであっちへパチり、こっちへパチりと動かされている意味だ」

語り手「右京之介は、姉妹屋に身を寄せることになりました」

六蔵「お初また膨れてるぞ」

右京之介「通町の六蔵殿と町の探索を…」

武左衛門「俺の顔に泥を塗るな」

およし「どうどすか?馬子にも衣装でしょ」

お初「どこに行くんですか?」根岸肥前守「今年で討ち入りから100年。あの忠臣蔵の舞台になった場所だよ」

語り手「喧嘩両成敗のはずなのに吉良の方はお咎めなし。浅野は切腹。浅野家は断絶になりました」

語り手「忠臣蔵の討ち入りから100年経った今、その場所で岩が夜ごと震え始めたというのです」

根岸肥前守「岩が震えて鳴いている」

武士「りえ殿」

根岸肥前守「震える岩が幻を見せた」

根岸肥前守「何故、死霊の男は赤穂浪士に切られたのか」

根岸肥前守「不思議の虫が疼いて止まらない」

おくま「吉次さんの奥さんはおゆうさんだ」

右京之介「幻の赤穂浪士は浪人姿だった」

義姉「色と欲。この世にこれほど大きな(影響を与える)ものはないよ」

お初「算数の学問、算学を学んでいる」

右京之介「叔父上はご健勝でしたか?」

右京之介「算学の算額を見にいっていたのです」お初「さんがくのさんがく?」

右京之介「算額とは、算術の算に、書画の額の額。算術の問いと答えを板に書いて神社に奉納したものです」

お初「あっ!そろばん玉!」

お初「心の声を言葉にしない」

右京之介「父の跡を継ぐのが私の役目です」

六蔵「あいつは湯屋の釜焚きの助五郎」

お初「(死霊が)乗り移ったのよ、別の人に!」

六蔵「このままじゃお前(お初)が壊れちまう」

お初「私大丈夫じゃない。いますぐ逃げ出したい。でも死霊が誰に憑いているか見分けられるのは私だけだから…大丈夫じゃないから助けて」

六蔵「助けてと言える奴は強いんだよ。自分の弱さを受け止められる強さがある」

六蔵「妹を守るのも兄貴の役目だ」

小野「忠臣蔵は、うなぎでした」

小野「うなぎの旬はご存知か?」お初「もちろん夏!」小野「違う」

小野「鰻は秋から冬にかけてが旬。身が痩せる夏は食べごろではない」

小野「根拠がなくても世間で信じられていることがある」

小野「公儀がきちんと原因を究明せず、いい加減に裁いたということです」

小野「忠臣蔵は結論ありきの裁きだった」

小野「面白い話はたとえそれが嘘であっても流布しやすい」

小野「嘘は時として真実よりもわかりやすく…美しい形を持っているもの」

小野「赤穂浪士は武士。忠義を果たすために当然討ち入りをするはず。いや、しないわけがない。そういう立場に武士たちは追い込まれた」

小野「忠臣蔵とは、お上のいい加減な裁きが生んだ悲劇」

小野「討たれた吉良も不幸なら討つ浅野も不幸。運命に翻弄されたもの同士のことだ」

義姉「忠臣蔵の真実を知りたくなかった〜」六蔵「知った上で観るのも一興ってもんだろ」

六蔵「魂の抜けたこんにゃくみたいなやつ」

六蔵「死霊は心の隙間に入り込む」

義姉「死んだ人にゆかりの場所?」六蔵「さすが岡っ引きの女房だぜ」

桜蓮尼「確かに吉次さんはろうそくの流れ買いに来ました。雨で倒れた卒塔婆を直すのを手伝ってくれた。何かの拍子で墓を倒してしまった。しきりに悪寒がすると言っていました」

お初「死霊の名は内藤安之助」

桜蓮尼「内藤安之助は自らの手で我が子を、奥方を斬り56した」

桜蓮尼「お腹の中の子だけ奇跡的に助かり、駿河台の呉服問屋大野屋に預けられた」

桜蓮尼「世の中には理屈だけではどうにも割り切れないことがあります」

徳兵衛「家内の奇妙な病気と関係があるかもしれない」

大野屋りえ「あなたどうかお鎮まりください(涙)」

内藤りえ「誰?」

お初「やっと会えました。りえ様」

内藤りえ「駿河台の旗本に生まれました」

内藤りえ「内藤が犬を斬ったのです。生類憐れみの令で内藤は浪人の身に落ちました」

内藤りえ「あなたを一人にはできません」

内藤りえ「内藤はどこか暗い目をするようになりました」

内藤安之助「人生を切り開いてみせる」「おかしいのはこの世」「私は夫の心が壊れていること、市中を騒がせている辻斬りが夫であることに気づきました」「この世が地獄だからだ」

武士「鬼め引導を渡してやる」

武士「すまぬ。気づいていたのだ。あの男が正気を失っていることに。もっと早く覚悟を決めていれば…」

助五郎「りえ…連れていく」

お初「あなたは人の心を無くした鬼よ」

根岸肥前守「ご政道の過ちに運命を翻弄された者同士」

根岸肥前守「幻の赤穂浪士の想いがあの岩を震えさせた」

お初「人の心って怖い」

六蔵「誰の心にも恐ろしい鬼がすんでいるのかもしれない」

六蔵「鬼にならせるのも人の心なら救えるのも人の心」

根岸肥前守「この世で一番不思議なものは人の心」

お初「人の心には火がある」

お初「優しく包み込むこともできるが一歩間違えれば相手を焼き尽くす」

お初「内藤安之助は愛しているからこそ斬ったのかもしれない」

武左衛門「不義の子もろとも成敗してくれる」

お初「死霊に憑かれていない…!」

お初「強い愛情ゆえに愛するものを壊そうとする」

お初「死霊はお父様に憑いたのかもしれません」

お初「きっとできる!私にはできる!」

幻の赤穂浪士「救ってやってくだされ、あの者の魂を」

お初「内藤様、ご最期を!」

りえ「罰を一緒に。私はあなたの妻ですから」

りえ「何度生まれ変わっても私はあなたを愛しています」

父「声が聞こえた…心にお前の声が…」

根岸肥前守「幻の赤穂浪士の想いも成仏したようだ」

根岸肥前守「霊験お初ここに誕生す、だな」

語り手「一番不思議なのは人の心。それは今も昔も変わらぬもの」

右京之介「私は決めました。算学の道に進みます」

右京之介「さて奉行所に戻らなくては」

結び

いかがでしたか?今回は「霊験お初〜震える岩〜」のあらすじ・感想を少しエンタメ風に紹介しました。少しでも本記事が参考になりましたら幸いです。

TVerやテラサで配信中なので、興味のある方はぜひご覧になってみてくださいね^^

それでは今回はこの辺で!

作品情報

テレビ朝日ドラマプレミアム「霊験お初〜震える岩〜」

テレビ朝日ドラマプレミアム 宮部みゆき原作『霊験お初~震える岩~』|テレビ朝日
2024年5月4日(土)よる9時放送!テレビ朝日ドラマプレミアム 宮部みゆき原作『霊験お初~震える岩~』番組サイト。【時代劇×ホラー×ミステリー】《稀代のストーリーテラー》宮部みゆき傑作小説を初の実写化!上白石萌音が【霊験=不思議な力を宿すヒロイン】に!!【草食系武士!?】京本大我と《凸凹バディ》結成!!《江戸の連続殺...

原作はこちら!

Amazon(原作ページ)

エンタメ風☆あらすじ紹介
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プロフィール

テレワーク業務と友人の少なさによって生まれた時間で余暇を楽しむ30代。超テレビっ子。好きなジャンルはRPG と歴史系。なぜか中高社会科教員免許も取得済み。学生時代にモバゲーミニゲームランキングにて全国3位を獲得、ゲームソフト累計購入数は200本以上、レジャー体験サービス「レジャパス」の通算利用回数は900回以上の「あそびオタク」。趣味は街道歩きで、旧東海道(日本橋から京都三条大橋)を2回踏破済み。将来の夢は遊んで暮らすか、遊びで暮らすこと。

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